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5月5日の平野の大念仏寺万部お練り-2

5月9日(令和元年)    5月5日の平野の大念仏寺万部お練り-2
                 JR平野駅~大念佛寺
5月1日に予定入れていたが雨だったので5日に延期し、知人のO村さん達4名と一緒
に行く事になった、JR平野駅出待ち合わせて大念佛寺へ歩いて約5分出到着した・・・
1日~5日迄、連日13時~万部お練りが開催される、との事だったので12:30頃到着
を目標にしてたので丁度良かった。奈良の当麻寺の練供養を思って時間設定したが、
思い切り当てが外れてしまいました、13時スタートに来ても十分観覧出来る様子・・・
まあー12:30仁到着したおかげで観覧出来た神事も有ったので早目にきて良かった。
大念佛寺
1127年、聖徳太子信仰の厚かった良忍上人が四天王寺に立ち寄った際、太子から夢
のお告げを受け、鳥羽上皇の勅願により平野に根本道場として創建したのが始まり。
平安末期以降広まった念仏信仰の先駆けとなり、国産念仏門の最初の宗派で日本最
初の念仏道場といわれる。その後、火災などで荒廃するが、元禄期(1700年頃)に本山
として体裁が整い、現在に至る。融通念佛宗の総本山。

融通念仏とは
融通とは溶け合い和合することです。
砂とセメントと水は、それぞれその形も働きも異なりますが、この三者が溶け合って和合
すると強固なコンクリートになるのも融通です。
融通念仏は、念仏が相互に融通して大きな力となることをいいます。すなわち念仏を称
えることによって、人と人、人と物、物と物とのすべての関係の上に融通和合の世界を
自覚し、苦脳と迷いのこの世を喜びに満ち溢れ、悟りの智慧かがやく楽土(浄土)にする
ことをめざした教えです。
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宗祖良忍上人とは
良忍上人(聖應大師)は、延久四年(1072)尾州知多郡富田荘(現愛知県東海市富木島
町)に誕生、父はその地方一帯を治める領主で、名を藤原秦氏兵曹道武といい、母は
熱田神宮大宮司第二十四代、藤原秀範の息女でした。生まれつき美声の持ち主だっ
たところから、幼名を音徳丸と名づけられました。十二歳で比叡山に登り、良賀僧都の
もとで得度し、名を光乗坊良仁と与えられました。良忍と改名したのは大原へ隠棲して
後のことです。
比叡山での良忍上人は堂僧(堂守り)として修業する傍ら、天台の学問はもとより密教
や戒律の修法にも努めました。二十一歳ですでに多くの学侶(学問をする修行僧)を教
導する講主の職に任ぜられることになります。しかし学問の議論ばかりが先走り、真に
道を求める心が薄れていることを嘆いていた良忍上人には当時の比叡山は決して修
行に適した環境ではなくなっていました。伝教大師が強調された道心がゆるんでいた
のです。また時代は貴族社会に変わって武家政権に移行する動乱期にさしかかって
いました。一大仏教拠点たる比叡山にも時代変革に伴う世俗化の波が押し寄せてい
たのです。そうした中にあって心ある修行僧は本来の仏道を求めて別の地に移り棲む
ことがよく行われました。
二十三歳にして良忍上人は洛北大原に隠棲されることになります。大原は比叡山の別
所として、念仏聖や修行者が草庵を結んで一つの集落を形成していたところです。
大原での良忍上人は、世俗の営みを断ち偏に往生を願う純心な念仏行者であったこと、
一切経を披閲し堂舎、仏像を造立し多年修練したこと、一日六万遍の念仏を称えるかた
わら、法華経書写に励んだこと、睡眠時間をきりつめ、手足の指を燃やして仏と経に供
養したこと等が最も古い資料とされる「後拾遺往生伝」「三外往生記」等に見え、真摯な
念仏行者であり、法華経の修行僧であったことが窺えます。また「一切経を披閲し」とあ
るのは、大原来迎院に「如来蔵」という書庫を建て、仏教の典籍に親しまれたことを指し
ています。
かくて上人四十六歳の永久五年(1117)五月十五日 午の刻(正午)一心に念仏を称えて
いる中に阿弥陀仏が面り相好(お姿)を現じ、速疾往生といって、後の世を待たずに、現
世にだれもが速やかに智慧かがやき喜び溢れる幸せの世界に至る方法として融通念仏
の法門を授与されました。その授与された御文を「弥陀の妙偈」といい、融通念佛宗の教
えの要となるものです。
「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 是名他力往生 十界一念 融通
念仏 億百万遍 功徳円満」
告げ終わって更に大光明を放って、白い絹一枚を上人に授与されました。そこには今しが
た空中にお姿を現された仏、菩薩の尊像が描かれていました。中央に阿弥陀如来が立ち、
その周囲を十体の菩薩がとりかこむお姿で、ご本尊「十一尊天得如来」であります。
良忍上人は阿弥陀如来の示現をいただき、融通念仏の教えを深く領解したとはいえ、いま
だ民衆に念仏を勧める機縁の熟さないまま草庵に閑居しておられました。しかし上人の徳
は人づてに京の都に伝わっていました。ある時、鞍馬寺の多聞天王が威厳に満ちたお姿
を現して上人にいわれるには、 「あなたは先に仏さまから尊い融通念仏を授かったのに、
どうしてそれを人びとに勧めて苦しみの衆生を救済しないのか」 このお言葉によって布教
の時ようやく至ったことを知った良忍上人は、天治元年(1124)6月9日 はじめて市中に出
て念仏勧進を始められました。上人の名は朝廷に達し鳥羽上皇は宮中に上人を招いて皇
后や百官もろともに融通念仏会を修し、自ら日課百遍の念仏を誓約されました。その上、
上皇はご帰信のしるしに愛用の鏡を鉦に鋳かえて上人に授与されました。これを“鏡鉦”と
いい念仏勧進の道すがら鏡鉦を叩いて歩かれ代々大切に伝持されてきました。中祖法明
上人のとき、故あって“亀鉦”と改称され今に大念佛寺の宝物として伝わっています。

早目に来て観覧出来た神事?
途中から見たので何かはわからない?が神事には違いない・・・
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IMG_7629.JPG IMG_7637.JPG IMG_7641.JPG IMG_7643.JPG 万部お練り 「万部おねり」とは聖聚来迎会と阿弥陀経万部会が融合された融通念佛宗総本山大念 佛寺最大の伝統行事の通称名です。 聖聚来迎会は無量寿経の中の「その人、寿(いのち)が終わる時にあたって、私は極楽 浄土から二十五菩薩を従えて、その人を迎えに来るであろう」という阿弥陀仏の願いを具 体的に表現した儀式であり、貞和五年(1349)3月15日「観音様の蓮台に乗り、阿弥陀如 来のお導きに従って、生身のまま往生の本懐を遂げるまでの儀式を営んでみたい。聖聚 来迎の様相を実際にこの眼で見、また世の多くの人々にも見ていただきたいものだ」と中 祖法明上人自ら行者となり、臨終不退、一念往生、上品上生を遂げるまでの法明上人の 堅固な意思により始まったことを起源としています。 「阿弥陀経万部会」は江戸時代第四十九世尭海上人の頃、「阿弥陀経を一万部読誦して、 極楽往生と檀信徒の先祖供養」を願いとしてはじめられました。 平安時代の中頃から浄土信仰が盛んになります。 二十五菩薩とは 臨終の際に極楽浄土から阿弥陀如来とともに迎えに来る菩薩の一団です。 1・観世音菩薩 2・薬王菩薩 3・大勢至菩薩 4・薬上菩薩  5・普賢菩薩 6・陀羅尼菩薩 7・法自在王菩薩  8・白象王菩薩 9・虚空蔵菩薩 10・徳蔵菩薩 11・宝蔵菩薩 12・金蔵菩薩 13・光明王菩薩  14・山海恵菩薩  15・金剛蔵菩薩 16・華厳菩薩 17・日照王菩薩 18・衆宝王菩薩 19・月光王菩薩  20・三昧菩薩 21・獅子吼菩薩 22・大威徳菩薩 23・定自在王菩薩 24・大自在王菩薩 25・無辺身菩薩 万部お練りスタート IMG_7658.JPG IMG_7660.JPG IMG_7662.JPG IMG_7663.JPG IMG_7665.JPG IMG_7666.JPG IMG_7668.JPG IMG_7671.JPG IMG_7673.JPG 10番目迄 万部お練り途中ですが 此処までは、 5月5日の平野の大念仏寺万部お練り-1 として        下記のセカンドブログへ詳細を投稿済みです。       https://tahara-nara-amami.blog.so-net.ne.jp/2019-05-09 此処では、続きの万部お練りの途中~  万部お練り 11番目から IMG_7675.JPG IMG_7677.JPG IMG_7678.JPG IMG_7679.JPG IMG_7681.JPG IMG_7682.JPG IMG_7683.JPG IMG_7684.JPG IMG_7687.JPG IMG_7688.JPG IMG_7692.JPG IMG_7693.JPG IMG_7695.JPG IMG_7696.JPG IMG_7697.JPG IMG_7700.JPG IMG_7702.JPG ※練供養の発祥は奈良当麻寺の練供養 中将姫さまは、宝亀6年3月14日、二十五菩薩のお迎えを受け、現身のまま、阿弥陀如来 さまの極楽浄土へ迎えられました。その故事に因んで行われるのが「聖衆来迎練供養会 式」です。 「聖衆来迎練供養会式」は、観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が、現世に里帰りした中将 姫を迎えて、阿弥陀さまの待つ極楽へ導いていく様子を再現した儀式です。 1000年を越える伝統を持つこの行事は、我が国の「練供養(ねりくよう)」の発祥で、境内 は数多くの参詣者で埋め尽くされます。 JR1平野駅 煙でいぶされて身体も着衣も煙臭い・・・・ IMG_7709.JPG
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